タイトルが長い。
「配布されたソースコードからウォッチフェイスをビルドしてWearOSにインストールする」手順をまとめます。
環境
- Windows10 SpringUpdate適応済み
- Android Studio(Version3.1.2)
- Fossil Q EXPLORIST(Android8.0)
導入するウォッチフェイス
www.dream-seed.com
「Google I/Oに合わせて、これいいな!」と思ったのに、GooglePlayに公開されてなく、GitHubでソースコードが公開されているので、Android Studioからビルドしてインストールにチャレンジ。
ソースコードをダウンロード
こちら(https://github.com/StringMon/io18watchface)からソースコードをzip形式で丸ごとダウンロードします。
ダウンロードしたソースコードはわかりやすい場所に解凍しておきます。今回はダウンロードフォルダに解凍。
Android Studioにインポート
下から二つ目の「プロジェクトのインポート(Gradle,Eclopse,ADT,etc)」をクリックし、先ほど解凍したディレクトリを指定するとインポートできます。
Gradleの同期失敗
そのままインポートすると、Gradle*1に関してエラーが発生します。
Gradle 同期失敗: Could not read script 'C:\Android\Common\apk_naming.gradle' as it does not exist. Consult IDE log for more details (Help | Show Log) (1s 484ms)
僕はここで躓きました。現役モバイルエンジニアの友人に助けを求めました。
io18watchface-master/app/build.gradle
の28行目をコメントアウトするとビルドが通るようになりました!
エミュレータの起動/実機をADB接続
エミュレータにインストールする場合
公式リファレンス(
https://developer.android.com/training/wearables/apps/creating?hl=ja
)を参考にエミュレータを立ち上げ、インポートしたプロジェクトを仮想デバイスで実行します。
実機にインストールする場合
私の場合は直接インストールするのでこちら。
Q EXPLORISTは直接PCと接続ができないのでBluetoothを使い、母艦のスマホ経由でADB接続します。
公式リファレンス(
https://developer.android.com/training/wearables/apps/debugging?hl=ja
)を参考に接続します。英語ですがこれぐらいは読んでください(笑)
adb forward tcp:4444 localabstract:/adb-hub
を打った時に
more than one device/emulator
なエラーが出たときはエミュレーターを終了してください。
adb connect 127.0.0.1:4444
を打つと
端末側にダイアログが出てくるので許可してあげてください
実行
今度は
Error running 'app': デフォルトのアクティビティーが見つかりません
というエラーが出ました。
こちらも友人モバイルエンジニアにヘルプを求めました。
AndroidアプリのプログラムはMainActivityメソッドから動くらしく、今回インポートしたこのソースコードはテーマ情報しか入っていないらしい。
そりゃ動かんわ!
はい、ということで、今回はここまで。
次回はMainActivityを作って、そこにこのテーマを乗せます。
*1:Android Studioのビルドシステム